知っているけど考えたことがないこと
突然ですが、
昔話の「桃太郎」の話を知ってますか?
まぁ、知らない人を見つけるのが難しいぐらいですね。
川から桃が流れてきて~
とか、
犬、猿、雉の三匹の動物を従えて鬼退治~
とか、話の大筋も知らない人はいないと思います。
しかし、自分の知っている「桃太郎」を他の人に話すと細かい部分がそれぞれ違うことがあります。
例えば
「桃からどの様に生まれてきたのか」
- 桃を切ったら生まれてきた。
- 桃から自分で出てきた
- 桃と一緒に赤子がいた
「鬼の所業」
- 村で悪さを働いた
- 姫様を連れ去った
- 宝を強奪した
「鬼退治の後、桃太郎はどうしたか」
- 鬼を殺した(全滅)
- 鬼に謝らせた(謝罪で許した)
「持って帰ってきた褒美」
- お宝
- 姫様(人質)
等々。
しかし変らない処もあるんです。
- 桃太郎を育てたのは「おじいさん」と「おばあさん」。
- 桃が川から流れてくる。
- 鬼退治に犬・雉・猿を連れていく。
等々。
皆さん「桃太郎」と言う話は知っているんですよね。
ただ、なぜこの話がこんなに長く語り継がれてきたのか?
変わる部分と変わらない部分の違いはなんでしょうか?
「桃太郎」という話を知識として知っていても面白くとも何ともないですよね。
皆さんが子供の頃に聞きたかったのは「話の概要」ではなかったはずです。
「なんで桃が川から流れてくるの?」
なんて質問子供はしますが、あえて「なぜ?」の部分をわかりやすくして誘導させておいて、「伝えたいことを伝える」と、
「知りたい」子供に「伝えたいこと」を伝えることができます。
桃太郎のお話は「知識」
そこに解釈が加わると「知恵」になるんですね。
昔話の変わらない部分は「伝えたい・伝える必要がある部分」じゃないかと思っております。
桃太郎を育てたのは必ず「おじいさん」と「おばあさん」
なぜでしょうか?
皆さんの中で「知識」が「知恵」になっていますか?
さて、次はこの続きを書いていこうと思います。
ではでは♪