遠くの有名人より、身近なあの人の背中をみる事が大切

 
介護福祉士の専門学校の初日の自己紹介の時、「世界一の介護福祉士になる!」と啖呵を切ったのを今でも覚えている。
 
高校の部活の横断幕が「目指せ!日本一の桃太郎」だったので、「あそこで鍛えられたんなら、どうせなら世界一とでも言っておけ。」といった程度の覚悟だったと思う。

名古屋に初めて来たときもそんなこと言ってたな。

なので、当時のツレに会うと未だに「日本一になれた?」とか言って笑われる。
 
ホントにアホですね。
 
当然、自分自身に世界一なんて全然ピンと来ないままの発言。
 
介護の仕事なんて特に、日本一ってのも競争事なんかじゃないので比べようがない。
 
どんなにダメって言われても、その介護を受ける人が「あんたが世界イチ」って心の底から表現してくれたらそれでよし。(とりあえずはね)
 
とりあえず、地域やまちでイチバン、施設や事業所でイチバンならまだ想像できる。
 
とても目指しやすいので、初めのうちは憧れの先輩を見つけては押しかけて行ったりしていた。
 
ただ、その地域ではまだ未発達な事や未熟な所もあるので、そういった時は他の地域からいわゆる「センセイ」を招いて講義を受けた。
 
地域にその考え方や知識技術が発達していないと判断したから。
 
「まち」には様々なジャンルの人がいて、都市部なんかは本当に魅力的な人が多い。
 
その「まち」に足りない部分は他の地域から持ってくるってのもありだけれど、その地域にある素晴らしいものがあるなら、それをどんどん広めて行ってもらいたいと思っている。
 
特にその「まち」にいる人達は、身近で目標になりやすく、そこから繋がりや発展等の好循環が生まれやすい。
 
他の「まち」から魅力的な人を呼ぶときはその地域に無い魅力を持つ人で、まちに足りないものなら納得できるが、そうでない場合は、あんまり足を運ぶ気になれない。
 
「地元でもっと活躍している人がいるじゃん。」
 
そういった人達にもっともっと輝いてもらって、その周りにいい影響が循環していってほしいと思う。
 
遠くの有名な誰かより、身近な所の凄い人。

そんな人がいなけりゃ自分がなればいいし、そうやって一人一人が輝けば、業界も変わるんだと思っている。

介護福祉業界にカリスマはいらない。

みんなそれぞれの介護受ける人達やまちの人達一人一人のカリスマでいいじゃない。

東海圏なんて素敵な人一杯で紹介したい人ばかり。

地産地消ではないけれど、その人たちにスポットライトが当たってほしいと願うばかり。


どこなのかはさっぱり分からないけれど、最高を目指す人達との繋がりは何にも代えがたい。

目指す人は身近にいる。

他の地方から有名人連れて来て「どや!」じゃなく、身近なあの素敵な人たちをもっと知ってもらいたい。

奥歯にものが挟まった書き方で失礼。

ではでは。