介護福祉士の「イメージが悪い」は本当?
「介護福祉士」を養成する全国の大学や専門学校などで2016年度、定員に対する入学者の割合が約46%だったそうです。
定員割れは、データのある06年度以降11年連続で、50%を割り込んだのは2度目だそうで、
2008年には50%を割り込んだ際に、
- 低賃金やそれに見合わない重労働というイメージ
- 介護職の現場が労働環境として厳しいという認識
- 高校の指導現場で、進路に選択しないよう教師が勧めている。
と言われていたようです。
今年の記事を見てみると、結局は10年経っても変わっていない様子。
介護の仕事は「専門職」と呼ばれますが、専門職には2つあるんですよね。
専門職は主に下記の2つ分かれます。
- スペシャリスト:特定分野に深い知識や優れた技術をもった人。→狭く・深くを追及。
- ゼネラリスト:分野を限定しない広範囲な知識・技術・経験を持つ人。→広く・浅くから広く深くを追及。
一般的に専門家と言われればスペシャリストの事を指しますが、介護の専門家はゼネラリストであることが望まれることが多いのです。
「日常」「生活」を支えるには、特定の分野のみを深く掘り下げたって支えられるものではない事はご理解いただけるはず。
もちろん、支援にあたり深堀していくことが必要にはなりますが、そういった時に、スペシャリストの力を使って一緒に掘り進めて行けばよい訳で、どんなスペシャリストが必要かを知っていなければならないのです。
ゼネラリストの力が求めらると言う事は逆に言えば「汎用性」に優れているということ。
介護の仕事をする中で、「お、これっていいじゃん!自分に合ってる!」って仕事に巡り合う人も少なくないんですよね。
それは与えられた仕事をこなしているだけでは分からないんですよね。
どんな仕事もそうなんですが、
「どうやったら喜んでもらえるだろう?満足してもらえるだろう」
なんて事を常に考えながら取り組むことが重要になってくる訳です。
生活全般に関わるので、やりたくない事も多々出てくるでしょう。
「広く」の問題点でもあるわけですが。
私は、介護の仕事は
「介護職を経験して自分の天職を見つよう!」
くらいで丁度よいかと思います。
そう考えれば、自分の天職見つけるために必死に仕事するでしょう?
他にも、社会経験があれば
「自分が今まで経験してきたことを活かそう」
と取り組めば新たな化学反応が起こることもあるかもしれません。
年収の問題は介護職だけでなく、人気のある他の職種でも低いと指摘される事もあるわけですし、やり方によっては高年収をもらっている人だっているわけです。
要は考え方次第。
自分の道を作るのは人生誰だって一緒ですからね。
介護の仕事は対象者の人生を一緒に創っていくわけですから、自ずと自分自身の振り返りにもなり、自身の生き方にも影響を与えることが少なくありません。
それは、人と人が接する仕事ならではですね。
沢山ある介護職の魅力。
そんな魅力を語ってくる機会があるので、ほかの人にも聞いてこようかと思います。
目指せキラキラ介護士!ワクワクプロジェクト~岡崎市制100周年記念「新世紀岡崎チャレンジ100」採択事業~
ゼネラリストだから提案できるパラレルキャリアのお話。
介護職を増やしたいなら、待ってるだけではなく伝えないとね。
本気で伝えようと思っていなければ伝わらないし、「誰かがやってくれる」と思っているところには人は集まりません。
養成校にももっといろいろなものを巻き込んで本気を出してもらいたいもんです。
ではでは。